●不調を来す可能性の最も高い部品は、ハードディスクだ。例えば、使い続けているうちに、読み込みエラーが起こる。読み書きするためのヘッドが触れるなどして円盤上に小さな傷ができると、そこだけデータが読めなくなるのだ。その部分を不良セクター」と呼ぶ。以前に比べてデータの読み出しや保存に時間がかかる場合、不良セクターが原因かもしれない
不良セクターをはじめ、ハードディスクに起こる不具合の有無は、Windowsの標準ツールでチェックできる。ハードディスクのプロパティを開き、ツールタブにある「エラーチェック」がそれだ。チェックディスクのオプションは2つあるが、不良セクタをスキャンし……にチェックを付けて、開始ボタンを押す。これで不良セクターを探し、見つかった不良セクターは読み書き時に使わないようにWindowsに覚え込ませてくれる。
もう一つのファイルシステムエラーを……のオプションは、次回パソコンを再起動した際にWindowsのシステムファイルが正常な状態かどうかをチェックするものだ。
●デフラグ
故障ではないが、フラグメンテーション」断片化)と呼ばれる現象が起こるのもハードディスクの宿命。一つひとつのファイルが、飛び飛びの場所に記録される状態になってしまう。ファイルの保存と削除を何回も繰り返すことで、フラグメンテーションの症状はどんどんひどくなる。結果として、ファイルを読み書きする効率が落ち、パソコンの動作が遅くなる。
このフラグメンテーションも、Windowsの標準ツールで解消できる。ディスクデフラグツールがそれ。ハードディスクのプロパティ画面の下部にある最適化するボタンを押すと起動する。XPの場合は分析ボタンで断片化の状態を調べ、ハードディスク内にあるファイルの保存状態を視覚的に示してくれる。赤色がフラグメンテーションを起こしているファイルで、多いようなら最適化ボタンをクリック。これでフラグメンテーションの解消処理(デフラグ)が始まる。
●ヨゴレが原因の場合も
不調に陥りがちな部品としてはファンも挙げられる。空気を吸い込んだり、はき出したりするファンにはホコリがたまりやすい。ホコリがたまったファンは、回転が悪くなり、結果としてパソコン内部の冷却効率が落ちる。CPUやチップセットなどが熱暴走し、動作しなくなる場合もある。
ホコリを簡単に取り除くには、エアーダスターを使うのが手軽だ。市販で安価なものがパソコンショップや電気店
等で手に入る。
注意したいのはスプレー缶なので缶をよく振ってから使用しないとどろどになった液体が直接吹きかかることがあるので目的の場所に噴霧する前に噴霧状態をよく確認すること。
まちがっても缶を熱であぶったりして膨張させないこと(爆発の危険性あり)
●手に負えない場合
メーカーに修理依頼する前に故障したと決めつける前に、メーカーのWebページを一度閲覧することをお勧めする。サポートのためのWebページをパソコンメーカーは用意しており、ユーザーが直面している現象が本当に修理が必要なほど重症なのかどうかを調べられる。ユーザー自身で調整することで症状が回復できる場合もある。修理に出すのはそれからでも遅くない。
ディスクが動作するときにカリカリ音がするようなら要注意
壊れる前にバックアップを外付けのディスクなどに取るのが安全策だ。
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