中国「WindowsXP」海賊版の作者摘発
8月中旬、中国で最も名の知られたWindowsXPの改造版フリーソフト「番茄花園」の作者が告発され、つい先日逮捕された。「完成度の高い」海賊版として特に個人PCユーザーに深く浸透していただけに、摘発のタイミングや背景などを巡ってさまざまな憶測を生んでいる。
海賊版ソフトが氾濫している中国でも、大きな割合を占めるのがWindows OSだ。そして数多くのWindows改造版の「ブランド」のなかでも番茄花園は絶大な人気を誇っていた。WindowsXPのテーマやデスクトップ、ボタンを改造してユーザー認証をなくし、あまり使われない機能を削除することにより容量も軽くしている。
無料でダウンロードできるうえ性能も悪くないといわれる番茄花園版WindowsXPは、何万円もする正規版の Windowsを購入したくない学生など若いPCユーザーにとって格好の代替品だ。ある調査では少なくとも1000万台以上のPCに番茄花園がインストールされているとされる。
番茄花園のダウンロードサイトには「あくまでもテストバージョンであり、24時間以内に削除してください。もし継続してご利用になる場合は正規版を買い求めてください」とのただし書きもあり、おおっぴらに流通を煽っていたわけではなかった。しかし使い勝手の良さからダウンロードした業者がCD-ROMに焼き直して販売したり、番茄花園をプリインストールしたPCを販売するショップまで登場している。れっきとした海賊版ながら、その普及はすさまじいものがある。
●独占禁止法と海賊版問題
マイクロソフトは欧米各国で独禁法による調査や制裁をたびたび受けてきたが、中国は法整備の遅れもあり無風地帯だった。しかし今後は風向きが変わるとあって、海賊版問題に絡んだ前哨戦がすでに繰り広げられている。
マイクロソフトやアドビシステムズなど大手ソフト企業が加盟しているソフトウエア著作権保護団体のBSAは、中国のパソコンソフトウエア市場の海賊版率が2006年で82%という数字を発表した。
おそるべしパクリの中国か??
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